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 海洋エネルギー研究所
    
(佐賀県伊万里市)

                           佐賀・TOSS伊万里   和嶋一男
1 授業のポイント
  海洋温度差発電は日本の排他的経済水域を維持するために大きな役割を果たしている。その
 発電の発明者である上原春男教授は幕末佐賀藩が作った日本発の蒸気機関車や蒸気船の構造
 から大きなヒントを得たのである。
 
2 授業で使用したサイト
 
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3 授業の発問・指示・説明
 
指示1 日本の国土の広さは世界で60番目です。紫色のところは排他的経済水域
    (はいたてきけいざい すいいき)。みんなで読みます。さんはい。

発問1 この排他的経済水域までいれると日本の広さは世界で何番目になるでしょう
     か。○〇くん。(10倍です)

説明1 実は6番めの広さになります。この「排他的経済水域」とは、この中のすべての
     資源を有効利用することができる水域のことです。最近、沖の鳥島をめぐって、
     問題がおきています。
 
 

説明2 アメリカも中国も、沖の鳥島は「岩」であると主張しています。この主張のよりど
     ころはこれです。○○くん、読んでください。
     
 
発問2 この外国の主張が通ると排他的経済水域はどうなると思いますか。
     (減ると思います)
  
   
説明3 そのとおり。日本の国土くらいの広さが減るといわれています。では、日本は何
     をしなければならないでしょうか。当然、経済的生活を維持する活動をするです。
発問3 では、経済的生活を維持する活動とは、例えばどんなことでしょうか。ノートに
     書いてごらんなさい。隣の人と相談していいですよ。書けたら立ちます。
     同じのを言われたら座ります。どうぞ。
      (魚をつる、発電所をつくる だれか住む)
    
説明4 いろいろ出ました日本はこれに取り組んでいます。ヒントです。分かる人?
     (温度差発電)その通り。 
          

  

説明5 この温度差発電は、表面のあったかい海水で、液体を蒸気に変えてタービン
     を回し、つめたい海底の温度で冷やし、蒸気を液体にもどします。

説明6 ところで、火力発電や原子力発電は何でタービンを動かしましたか。
    (水蒸気)そうです。水蒸気を冷やすと水ですね。しかし、温度差発電では水は
    使えません。
発問4 なぜか分かりますか。(海水の温度30℃では水蒸気ならないから)
説明7 そこで、上原教授は次のものをヒントにしました。佐賀藩が日本で初めて作った
     蒸気機関車です。何で動いたか知っている人?(アルコール)その通りです。
     水ではなくアルコールで動いたことを知り、アンモニアを使うことで実験に成功
     します。
説明8 もうひとつ。上原教授は佐賀藩が日本で初めて作った蒸気船=凌風丸です。
     この復水器が箱形であることで、ウエハラプレートを作ります。
説明9 この日本の排他的経済水域で重要な役割をになう海洋温度差発電の研究所が
    この佐賀県にあります。しかも、伊万里市山代町です。ぜひ、見学に行きましょう。

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